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木粉粘土で浮き作り 補項2

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2mai_1.jpg2mai_2.jpg宙釣りじゃないとまったくあたりをもらえない、という状況を時々体験して、両ダンゴ、もしくは、ダンゴ・グルテンセットの宙釣り用のウキを作り出しました。
イメージは、小柄で、軽めのオモリ負荷、餌の重さに耐えられる太めのパイプトップ、という感じです。

で、作り始めたのですが、なぜか失敗の連続。
竹の編み棒に木粉粘土を付けて、乾燥後、削ってみると、大きなスが入ってたり、削りに耐えられなくて崩壊したりの連続です。6回くらい失敗しました。

これはやり方そのものを変えないとダメだと、いろいろ探ったり試してみて、いいやり方にたどり着いたので紹介します。

やり方は、粘土を練るところまでは前と一緒です。
練り終わったら、ローラーで粘土を 5mm の厚みに伸ばします。このとき、10mm x 5mm の角材をガイドにして伸ばすといい感じに伸びます。

伸ばし終わったら、10mm x ウキボディの長さの短冊状に粘土板を切り出します。このときも10mm x 5mm の角材を定規代わりに使うといい感じです。切るのはカッターナイフの刃だけを使います。

次に、切り出した短冊の上に編み棒を接着します。
まず、編み棒に木工用ボンドを片面(粘土に接触する面)に薄く塗り、切り出した粘土板に乗せます。その状態から編み棒を均一に押し、1mm(編み棒の半径)程度、粘土にめり込ませます。
このとき、編み棒がたわんだり反ったりしないようにしてください。

ここまでで、いったん粘土を完全乾燥させます。(1枚目の写真)
余った粘土は乾燥させないようにラップでくるんで取っておきます。

乾燥し終わったら残りの工程です。
同じように粘土を伸ばし、同じサイズの短冊を作ります。

短冊ができたら、乾燥させておいた部分の合体の準備をします。
編み棒だけ(新しく粘土に接触する部分)に木工用ボンドを薄く塗ります。そして、乾燥した粘土の新しい粘土に接触する面に熱湯を塗ります。固まった PVA を溶かすために熱湯が必須です。

準備が出来たら、上から新たな短冊を被せ、密着させ、成形します。(2枚目の写真)成形が終わったら、再度乾燥させてやります。

このやり方のメリットは、ローラで伸ばすことで粘土内の隙間をまず潰せること、先行して半面を成形するため、この半面が基礎となり成形が容易いことかと思います。また、編み棒と粘土を確実に接着することで、全体的な強度も確保できています。
副産物として、必要とする粘土の量が半分くらいになりました。

以前のやり方が「鳥つくね」とすると今回のやり方は「3枚おろし」(同居人が命名)という感じです。

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