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木粉粘土で浮き作り その5

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bo-ruban_170118.jpgbo-ruban2_170118.jpgうーん、すずなちゃん、可愛いなぁ...。

閑話休題。
いよいよウキの形に成形します。
で、ここでいきなり大型工具が出てきます。写真見て頂ければ分かるかと思いますが、卓上ボール盤です。まあ、今時分、卓上ボール盤は一家に一台ありますよね(ウソ

もちろん卓上ボール盤は穴を開ける工具ですが、これを無理やり縦方向の旋盤がわりに使います。ウキのトップが付く部分をドリルチャックに咥え、2mmの穴を開けた木切れ+クランプで下を保持してやって、旋盤代わりに使おうという作戦です。

使っている卓上ボール盤は近所のホームセンターで7000円くらいで売っていた最安のものですが、一旦使い出すと穴あけにはこれがないとやってられないくらい便利、かつ、精度よく穴があきます。ウキ3本作れば元が取れると考えて導入をオススメします。(うちはウキ作り出す以前から卓上ボール盤があった変な家なんですが...)
「オレはウキしか作らねぇ」という方は卓上木工旋盤もいいかもしれません。卓上木工旋盤だったらフカセウキも作れますし。(実は欲しい<自分)

粗成形が終わったウキを卓上ボール盤にセットし、回転スタートさせます。電動工具全般を使うときの注意点ですが、軍手などの手袋は厳禁です。素手ですと手を切るだけで済みますが、軍手などが巻き込まれるとヒドい怪我につながります。

回転しているウキにサンダーを接触させると、最初は「ざっ...ざっ...ざっ...」という途切れ途切れの研磨音がすると思います。また、手で持っているサンダーもブルブル震えると思います。これは真円が出ていないため、出っ張った部分だけにサンダーが接触しているためです。
頑張って「ざっ...ざっ...ざっ...」の状態を維持して...決して無理にサンダーを押し付けないでください...いると、そのうち、「ざーっ」という音に変わってきます。この状態が真円が出て円周全体に均等にサンダーが当たりだした音です。

頑張って全ての部分で「ざーっ」という音がするようになるまで、すなわち全ての部分で真円が出るまで削ります。この真円出しがこの本成形工程の8割くらいの時間を食いますので、根気よく削ってください。
粗成形で手を抜いているとこの真円出しにとても時間がかかります。

全ての部分で真円が出たらこっちのモンです。好きなウキの形に木粉粘土を削りましょう。真円が出た後はびっくりするくらい切削効率が上がります。みるみる削れていくので、途中で定規、ノギスなどを使って目標のサイズから削り過ぎないように定期的にチェックしましょう。

編み棒と粘土の着きが甘かったり、サンダーを押し付けすぎたりすると、編み棒と粘土が外れて編み棒が空回りしだすことがあります。その場合は、一旦編み棒を抜いて穴に木工用ボンドを注入、編み棒にも木工用ボンドを塗ってねじ込んで接着してやりましょう。半日乾燥させれば作業再開できます。

好みの形に仕上がったら、120番の紙やすりで全体がなめらかになるよう研磨して終了です。

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