成形直後の写真がなくてすいません。デジカメの AEと AWBに騙されてマトモな写真がないのです。
整形後、もしヒビ割れなどがあったら、削り工程で取っておいた削りカス粉末にお湯を数滴垂らし柔らかめの補修材を作って埋め込んでやります。
まあ、少々のヒビなら無視してニスをぶち込んでやれば固まりますし、あまりにも大きな空洞ができているようであれば最初からやり直したほうがいいです。埋め込んだ部分が出っぱっているようであれば、補修材の乾燥後、120番のサンドペーパーで成形します。
さて、成形、仕上げ研磨が終わったら下塗りです。ウキの防水性をきっちり確保するための大事な工程です。
下塗りにはアクリルニスを使います。準備編で紹介した「安い方」の水性ニスです。私は実際には家のフローリングを塗り直したときに使って余ってるフローリングワックスを使っています。ぶっちゃけ、ものはアクリルニスと同じです。
(高級品のフローリングワックスはウレタンニスと同じものがありますので注意してください、私のワックスは安モンです)
なぜ下塗りにはアクリルニスを使うかというと、次の色塗り工程でアクリル系塗料を使うためです。アクリルニスのほうが塗料の乗りがよく、むら無く塗れます。
調色皿にニスを出して、筆にどっぷりと付けて、木粉粘土に塗ります。「塗る」というより「粘土がニスを吸い込まなくなるまで吸い込ませる」という感覚で塗ってください。
「塗料は薄く塗り重ねましょう」とかの塗装の基本は頭からふっ飛ばしてニスがたれるくらいの勢いで吸い込ませてください。
吸い込ませ終わったら、粘土に水分が加わるので粘土がまた少しやわらかくなってしまいます。手で触れないようにして半日乾燥させます。
1回目の乾燥が終わったら2回目を塗ります。
今度は1回目の皮膜の上に塗るのでほとんど吸い込まないようになります。筆にニスをつけ過ぎないようにして薄く塗ってください。薄く塗るので15分もあれば乾きます。
2回目の塗りが乾いたら 400番のサンドペーパーでボディを磨きます。ペーパーで軽く軽く研ぐような感覚で磨きます。
この、塗り→磨きを合計3回繰り返して、しっかりとした、つるつるボディに仕上げます。
あ、竹足の部分にはアクリルニスは塗らなくても構いません。
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