さて、実際に作って行きましょう。
先に言うと、ウキ作り全体の工期は2週間、工数は6時間くらいの作業になります。工期のほとんどが乾燥時間です。
まずは編み棒の頭(丸い毛糸留め)をカッターで切り落とします。切り落としたあと、編み棒にニスなどが塗られていたら(ダイソーのものには塗られています)120番の紙やすりで粘土を着ける部分のニスを落としておきます。落とし終わったら、接着性を良くするために粘土を漬ける部分を水に漬けておきます。
次は木粉粘土の準備です。
作りたいウキの特性に合わせて粘土を混ぜます。ここの写真で写っているウキの中でカンザシタイプ(左から2番目)は白っぽい色をしていますが、これは超浮力重視で「ふわっと軽い粘土」を混ぜ込んだために白っぽくなっています。右から3番目のヘラウキも浮力重視で作ったので「ダイソー木粉粘土」が多めブレンドです。それ以外は、もくねんさん:ダイソー 8:2 くらいのブレンド比のものです。
色が均一になるまで、よーくねりねりしてください。
混ぜ終わったら、粘土を編み棒にくっつけて行きます。
端的にいうと「焼き鳥の竹串に鳥のつくねを付ける作業」そのものです(笑
写真のとおり、ウキの上側(トップが付く方)は 2cmくらい編み棒を出しておいてください。その後の加工でクランプする部分になります。
(2017/04/21追記:もっと簡単、確実なやり方)
注意点は3つ。
- 内部に空洞が出来ないようにきっちり練り付ける。
- ここで付けた粘土の長さが、そのままウキのボディ長になる(特に後からボディ長は伸ばせない)ので注意する。
- 粘土の端(写真2枚目参照)は編み棒と粘土の間に隙間がすぐ出来るのできっちり密着させる。
この手の粘土の粘結材は PVA でかなり温度に敏感です。
気温が低い時に作業すると...大概この手のDIYは釣行に行けない冬場が多いものだ...粘土が言う事を聞いてくれないことがままあります。
その場合は、粘土をラップできっちりくるんで、電子レンジの最弱出力で5秒ずつ様子を見ながら加熱してみましょう(加熱しすぎによる発火・発煙事故には注意!!)。ほんのり温めるだけでかなり作業性がよくなります。
1枚目の写真を見てもらえばわかりますが、この工程では「かっこ良くつけよう」とか「できるだけ真円に」とか「削るの大変そうだから粘土はケチろう」の配慮は不要です。
とにかく、空洞が出来ないこと、粘土の端を編み棒に密着させることに全力を注いでください。
ぶっちゃけ、私、この工程が一番苦手です(笑
付け終わったら、そのまま1週間乾燥させてください。
思った以上にもくねんさんは乾燥が遅いです。
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